会頭手記

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                  新年のご挨拶

                       白河商工会議所 会頭 牧 野 富 雄

平成二十九年の新春にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。皆様には健やかに輝かしい新年をお迎えになられましたことと、心よりお喜びを申し上げます。また、日頃より白河商工会議所に特段のご支援とご協力を賜っておりますことに、衷心より厚く御礼を申し上げます。
 昨年十一月一日に、二期目の会頭に就任いたしましたが、一期三年を振り返りますと、商工会議所の使命である地域商工業の発達と社会一般の福祉増進のため、中小零細事業者の創業や事業継続支援など、きめ細やかな対応に努めて参りました。中心市街地の活性化につきましても、行政や関係機関と密接に連携して事業を展開したほか、経営革新等支援認定機関として幅広い手法により事業者の支援に取り組み、時代の要請に応じた中小企業相談所の機能拡充を図るなど、皆様のご支援とご協力の下に、微力ではありますが行政と軌を一にして様々な事業を推進することができたと考えております。
さて、本年は震災から六年を迎えましたが、原発収束の道筋が見えず風評風化が深刻化するなど、福島は引き続き厳しい環境にございます。我が国は低成長経済の中、人口減少や超高齢化など多くの課題を抱えておりますが、地方都市においては人口減少社会で地域が生き残るため、自ら知恵を出し定住や生活機能等の維持を目指すなど、地方創生の課題に直面しております。
このような中、商工会議所初の経済ミッショとして昨年上海を訪問しましたが、人口二千四百万人の大都市は、高層ビル群の中を車が密集する高速道路が巡り、百貨店では旺盛な消費活動が見られるなど、往時とは様相を一変した経済力を目の当たりにして参りました。そのような活況を示す上海においても、低賃金をもとにした世界の工場から、世界の市場となる国内需要に産業がシフトする動きや、一人子政策や少子高齢化の下で新たなビジネスチャンスが見られるなど、地方創生にも参考となる状況を見聞してきたところであります。
 昨年世界では、英国の欧州連合離脱や、米国でトランプ氏が大統領に選出されTPP離脱を表明するなど、保護主義的な動きが危惧されておりますが、我が国は想定外の円安から、本年は景気の緩やかな成長に期待が高まっております。このような中、白河では三菱ガス化学の工場建設が進み操業が待たれるなど、生活を支え雇用を確保する施策が展開されており、白河駅周辺では景観整備が進み、リブランやコミネスなど文化施設の開館による集客効果が見られることに加え、マイタウン白河がリファインされ、今春の介護福祉専門学校の開校が待たれるなど、中心市街地の活性化を図るまちづくりが逐次進められております。これらの事業が関係機関の協働で推進されておりますことは、地域経済の活性化と地方創生に必ずつながるものであり、更なる連携に努めて参りたいと考えております。
迎えました本年も、白河商工会議所は引き続き行政と軌を一にして将来に希望の持てる地域づくりに取り組み、商工業を取り巻く厳しい環境を踏まえた要望活動をはじめ、企業を育て地域を伸ばす商工会議所として幅広い事業を展開し、しなやかで強い地域経済を構築して参りたいと考えております。会員事業所をはじめ市民の皆様、そして関係機関の皆様には、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶とさせて頂きます。